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Dailog - ダイログ -

ろうあ者や手話通訳、時には時事ネタも突っ込む20代の次世代手話通訳者×全コーダが書くブログ。基本週一更新予定。

2017 Started

会員として所属している「福島県手話通訳問題研究会」(全国手話通訳問題研究会福島支部、福島通研)の定期総会が、4月16日に行われました。

 

京都支部などは4月30日とゴールデンウィーク真っ最中の開催だったり、地域によって開催時期がバラバラだったりしますが、おおまかにはこの時期に定期総会が集中することが多いですよね。

 

福島通研の会員としては2年目のまだまだ新米会員ですが、協会や連盟事情は正直親の関係や家族の関係もあり、2年目とは口が裂けても言えないほどではありますが、2年生らしくやっていこうと思うほどです。

 

そんな2年目・新米会員が臨んだ定期総会ですが、今年は会費が1,000円値上がりし、10,000円になりました。今まで全国的に珍しく4桁をキープしていましたが、宅配・郵送業界における輸送内容見直しや基本料金の値上げ、会員増加に伴う支部内活動の充実を背景に執行部より提案され、特に意義もなく承認されました。これで東北でもっとも安い会費の地位を失うことにはなりますが、日本有数の手話のまち、福島での活動が充実するのであれば安い御用なのかもしれません。

会員増加の話をチラっとしましたが、昨年2016年度の目標が192名だったのに対し、198名と大幅に増えました。相馬・双葉地域のいわゆる”浜北班"が大幅に活動を再開した、昨年福島通研の研修機会(=福島県通研講座)が久しぶりに浜北地区で開催されたこともあり、さらには耳の日記念集会が協会主催ではあるものの浜北地区で開催されたこともあって、浜北地区の会員数が大幅に増えたことが占めているようです。全国47都道府県に全通研の支部があるのと同じように、都市・地方レベルによって手話通訳制度が変わるという極端な話はありません。もちろん都市部にはそれなりに手話通訳を利用する人が多いということはあるにせよ、地方部では手話通訳の派遣がゼロかというとそういう話ではありません。我々が目指すべきところは、どの場所であっても公平かつ公立な手話通訳を利用できる環境を構築することであるからです。

 

定期総会内で”新米会員”ながら色々発言させていただきましたが、昨年多くの行事に参加しており、中には「福島県ろうあ運動ニュース」の表紙にデカデカと載っていても参加者ゼロという扱いをされたり(執行部より謝罪を受けていますが)した中で、青年部活動やろう協経由で申し込むものについては、事後でもいいので連絡をいただきたいという方針を示していただきました。こうやって、お互い思ってるものをいう機会というのはなかなかないですから、毎年毎年(といいながら、2回しか参加していませんが)事情があるにせよ、予定を空けて定期総会には参加しなければいけないと思います。会員が執行部に対してできる協力の一つ、つよく言えば責務の一つにしかすぎないと思うからです。

 

全国手話通訳問題研究会(全通研)では、設立41周年目に当たる2015年から2024年までの長期ビジョンをすでに策定していますが、福島支部は諸事情により今年より2024年のビジョンを策定しました。全通研では「きわめる」「たかめる」「はたらきかける」の3本柱を基本とし、活動を構成しています。長期ビジョンでも、この3本柱に基づいて根を下ろし、長期スパンでの活動の方向性を示して活動を行なっています。

かねてから、福島通研に要請していたN-Action組織の構築については、きちんと福島通研長期ビジョン2024内にて、「たかめる」の中に「N-Action活動」が盛り込まれました。すでに東北ブロック内でもN-Action組織の方向性など、ブロック役員同士での話が進んでいるよう(2017.03福島通研内配布:東北ブロックニュースより)であり、他の地域に遅れを取っている状態ではありますが、着実と前進している形になります。

 

福島通研は、今年設立40周年を迎えます。7月2日には、郡山市にて記念式典を開催し、全通研三代目会長の石川芳郎氏をお迎えして、記念講演をいただく予定です。

全通研も2014年、設立40周年を迎えました。50年前、手話通訳者会議が福島で初めて開催されたのをきっかけに、手話通訳者同士の連帯感を強めて、大きく国や地方を変えてきました。今わたしたちが考えなければいけないことは、手話通訳者の後継者を作るということ。50年前、40年前と一歩リードをして活躍してきた先輩たちは大幅に離脱し、手話通訳という仕事や協力が女性だけのものとは思わなくなってきた背景も含み、これからさらに手話言語の確立や手話言語の成立に対する議論が活発になると思います。時間の問題かもしれませんし、時間の問題であってほしいですが、これから聴覚障害者の社会参加ももっともっと進んで行きます。今の手話通訳制度を維持するために、わたしたち若い人の活躍が望まれてはいます。しかし、わたしたちが活動に期待が持てないのと同じように、わたしたちが生き生きと活動できるような環境が全国で構築されないことには、明日の手話通訳制度はありません。

 

今年は今後の人生を決めるために、また一つの人生の通過点に決着をつけるために、思ったように動けないこともあるかと思いますが、会員らしくできる範囲で最大限努力し、一年間活動を楽しんでいこうと思います。