【行事参加レポートVol.6-4】第50回全国手話通訳問題研究集会 ~サマーフォラム in ひろしま~<3日目>
■第50回全国手話通訳問題研究集会 ~サマーフォラム in ひろしま~
=主催:一般財団法人 全日本ろうあ連盟・一般社団法人 全国手話通訳問題研究会
主管:社団法人 広島県ろうあ連盟・特定非営利活動法人 広島県手話通訳問題研究会=
2017年8月18日(金)~20日(日) 広島県福山市 ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ・福山市立大学
3日目。最終日です。
流石にシャトルバスに間に合わせました!福山駅構内を抜けて、北口からバスに乗って10分、いや13分揺れて、市立大学へ。
3日目の分科会は30分早く9時スタートしました。
2つのレポートの発表があり、また福島でのN-Actionの取り組みの状況を2日目の分科会で行い、一通り終わったところで、「全通研で若い人と先輩がともに活動するにはどのような取り組みを行うべきか?」と言った内容で討論を交わしました。
最後に、分科会の共同研究者の総評を経て、散会になりました。
11時に終わり、相変わらず暑い屋外に出て、目指すはリーデンローズ。閉会集会の会場は、開会集会と同じリーデンローズで行われます。
全通研次世代活動委員会の委員長さんといろいろ話を交わしながら10分、リーデンローズに到着。閉会集会が行われました。
▲総評を述べる(一財)全日本ろうあ連盟・石野理事長
こども集会や、次に開催する沖縄への引き継ぎを終えて12時前、閉会集会を終えて全日程が終わりました。
毎年感じていること、それはこの集会は今の自分にとってとても必要だと思うこと。全国から1,000人ものろう者・手話通訳者が一堂に会すること、これはとてもすごいことだと思います。
ちょっといやらしい話になりますが、全通研の本部会費は6,500円。これには全通研が開催する行事への参加権利、機関紙「手話通訳問題研究」年4回分、あとこの集会の参加費減免です。この全通研集会の参加費は一般参加で9,000円。夏集会として討論分科会がない時代だった2014年の福島・郡山集会でも8,000円、自分は地元開催のとき会員ではなかったので一般参加費払って参加しました。
これが、会員になると6,000円まで下がります。ということは、この集会に参加すると全通研の本部会費は実質3,500円に下がるわけです。年4回の研究誌が500円だとしても、実質1,500円になるわけです。
なぜ、この話を引き出したか、というと、全通研に入りたいと思う学生や若い人は、どうもこの会費がネックになっているようなのです。仕方ない話かもしれませんが、こうやって紐解くと、決して高いものではないと思っています。
もちろん、全通研集会に参加するには、交通費・宿泊費・食費etc...とさらにお金はかかりますが、2014年の夏集会に参加して以降、私は4年連続で参加し続けています。毎年毎年、安否確認じゃないけど、それでこそ新しく接する顔ぶれもあるわけです。東北から九州の仲間を作ることだってできるわけです。
今の手話通訳者活動の大きな支えにどれだけなっているか…。仲間のチカラは偉大だと感じますし、さらに言えば偉大な仲間たちと活発な議論が交わせることそのものがとても楽しいのです。
おそらく、また第51回集会でも同じようなことを言ってると思いますが、控えめにいってこの集会はやっぱりいいものですね。
で、集会が終わって、さてどうするか?と。
はい、鞆の浦にいくことにしました。というのも、青年部中央委員さん皆さんで鞆の浦までタクシー観光するというのでご一緒させてもらうことに。
福山駅からタクシーに乗り、40分。途中タクシーの運転手さんがおっしゃっていただいた観光情報などを適宜通訳しながら鞆の浦に向かいました。
▲鞆港に寄港する定期観光船
ちなみに、帰りの道中で、「お好み焼きが美味しい店知ってます
か?と聞いてほしい」とご一緒したろう者に言われ、タクシーの運転手さんに聞いたところ、「大阪と広島どっちがええのん?」と言われてしまい、さらに「ここ(福山)な~、大阪も近いから大阪のお好み焼きも多いねん」と。駅前にポツポツあるそうで、ぜひ楽しんでな~と。
結局そんなことはさておいて、14時40分頃に福山駅に到着し、鞆の浦ぷち旅行終了。
本来ならもう少し滞在することができるのですが、遅くなればなるほど混雑が激しくなると思った(というのも、すでに指定席が満席だったり)ので、早めに帰ることに。みなさんご飯を食べに行った中、先に帰らせてもらうことにしました。
で、どうやって帰ったか、というと…。
▲上が乗車券、下が特急券。
JRのエクスプレス予約で買えるe特急券でも福山からのグリーン車が11,490円で乗車券とほぼ同額。
はい、漢にグリーン車で帰りました…。
(だって普通車指定席満席だったんだもん、自由席に揉まれたら負けると思ったんだもん)
福山を出て、次の停車駅が岡山でしたが、岡山で隣のホームに鎮座するN700系16両編成…。そう、東京行きのひかりが待っていたのです。
あーしまった。これに乗れば無駄な出費しなくて済んだじゃん!と。
まぁ、そんなことは過ぎてしまったことなので、京都出て新横浜まで寝てしまいました。
指定席は東京駅まで買ってありますが、品川まででも値段は変わらないですし、品川で降りたところで損することもないので、品川で降りて常磐線に乗換。
21時10分、自宅に着き、今年の夏が終わりました…。
また来年!(あと4ヶ月後)
(来年につづく)